es艦での活動をしていた時のこと。任務が終わって少し休憩しようとしていたら、セラフィ殿が慌てた様子で拙者に通信を飛ばしてきた。
何事か、と聞けば、拙者と話したい人がいる、とのこと。拙者はこちらの艦では他のアークスと密な連絡を取り合ったりしていないので(そもそもes艦はそういうことがしやすいシステムになっていない)何かの間違いではないか、と思ったのだが、間違いではないと言われた。
ではその拙者に連絡を取りたい人は誰なのか、と聞くと、セラフィ殿は一瞬迷ったような顔をして、答えてくれた。
「私の父です」 と。
セラフィ殿の父、コーエン博士。確か、es艦で使用されているチップシステムの開発者。そしてなにやらes艦の活動圏内で度々発見される「タイプc」という新しい種類のダーカーの誕生に関与しているらしい、怪しい人物。拙者が彼に対して持っている認識はそんなものでござった。そしてそんな人物が拙者を指定してコンタクトを取ってきたことに何よりも驚いた。
以下の頁でその時のことを記しておく。追記に畳むでござる。

これがコーエン博士でござる。es艦での案内役セラフィ殿とどことなく似ているような気がしないでもないな、というのが第一印象でござった。
ちなみに拙者はセラフィ殿に頼まれて任務のついでに彼を探していただけであって、別に彼を率先して探していたわけではないでござる。だからこういうストーカーに言うような表現はやめてほしかったでござる…。

改めての自己紹介。丁寧な人物でござった。

まぁ向こうからコンタクトを取ってきた時点でこの言葉はうすうす予感していたでござる。
はいそうですかすみませんもうしません、と受け入れられるかと問われたら、否と答えるしかないわけだが。


拙者と博士の通信に、セラフィ殿が割り込む。彼女の悲痛な声に拙者の胸が痛んだ。

しかし博士の言葉は冷たいものだった。否、冷たくみせているだけなのかもしれない。それは親という存在がいない拙者にはわからない。
そして博士はこの言葉を最後に、まるでセラフィ殿の声から逃げるように通信を切ってしまった。



こう言われて、行かなければ男が廃るというものでござる。
そういうわけで拙者は行ってくるでござる。そして博士をとっ捕まえてセラフィ殿の前に連れてかえってくるでござる。
その後博士はセラフィ殿にはたかれればいいでござる。女性を悲しませた罪は重いのでござる。
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